熊本市東区堀川歯科診療所 ホーム > お口の豆知識
誤嚥性肺炎Part2
みなさんこんにちは!
今日は前回の続き、誤嚥性肺炎についてのお話です!!
前回のお話で、誤嚥性肺炎がどのようにして起こってしまうのか…だいたい分かって頂けたでしょうか?
今回はその誤嚥性肺炎の予防に歯科医療がどのようにして関わっているのか、お話したいと思います。
誤嚥性肺炎はお口の中の細菌が誤って肺に入り込んでしまう事から起きる肺炎です。
歯科ではその原因である細菌を減らす!という事を予防としてお手伝いをしています。
例えば、寝たきりになってしまうと自分で歯磨きをする事が出来なくなり、ご家族の方や施設の方に頼るしかない場合も多くあります。
ここで私達、歯科医療スタッフの登場です!!
現在は訪問歯科の体制を整えた歯科医院は多く、寝たきりになってしまった場合も、通院するのと大して変わらない治療を受ける事が出来る時代です。
口腔ケアもその1つ。歯科医療のプロがお口の中の清掃を行い、出来る限り細菌を減らして清潔を保たせる事が出来ます。
お口の中が乾燥している事も発症させる原因の一つなので、口腔ケア時に保湿ジェルを使いマッサージ等を行い唾液の分泌を促す事も予防に繋がります。
誤嚥性肺炎を繰り返せば胃瘻(いろう)での栄養摂取になり、お口からご飯を食べる事が出来なくなる場合も…。
食べる事は究極の楽しみ、生きがいでもあります。
最後まで、口からご飯を食べたい!と思う人が大半でしょう。
そんな楽しみを奪われない人生を送って頂けるサポートが出来るように、専門的な知識をもっと付け、これからも努力して参ります!!
長くなりましたが、これで誤嚥性肺炎のお話は終わりです。
分からない事や、疑問に思った点がございましたら、スタッフまで申し付けください。
口腔ケアや、訪問診療の質問等もお待ちしております。
2014.10.16(木)